YEC TOURRING REPORT

2011年1月7日

2007.11.18 晴天

目的地:江ノ島(とびっちょ丼を食べる)

参加者:齋藤、西村、春日、田中(宏)

出発予定:AM8:00 ショップ前

全走行距離:218km

 

 定刻にショップ前に到着すると春日氏しか来ていない。

毎度の事ながら西村氏からは既に“羽田で待つ”という意味不明な伝言があったようで出発時には間に合わぬようだ。

これは多分、平和島PAのことを指しているのだと思い3人揃ったところで千住新橋ICより首都高に入ることを打ち合わせ出発したのだが梅島陸橋を右折しても他の2人はなかなか現れない。信号で途切れた間に加平ICへ向かって直進してしまったようで直ぐに別行動となてしまった。

念のため出発地点のショップ付近まで戻り姿が見えないのを確認して予定通り千住新橋ICから湾岸線に向かった。

 

 途中このコースのままでは平和島PAにたどり着けないことに気付き羽田線にコースを変更したが、他の2人がそれに気付いたかは甚だ疑問で恐らくそのまま大黒PAに向かうであろうと予想が出来たがとりあえず平和島PAに向かってみることにした。

到着すると当然姿はなく出発の際に最悪の場合は大黒PAでとは伝えておいたが、携帯に着信履歴が残っていたので連絡してみると やはり3人揃って既に大黒PAに居ると言う。即行で大黒PAまで移動してようやく皆と合流し4人全員揃うことができた。

 

 しばし日の当たるテラスで休憩をした後に出来れば早めに鎌倉まで到着しておきたい以降があったので横浜横須賀道路を選択し浜風を受けながら快調に逗子ICから逗葉道路を経由して葉山の海岸線に出た。

海岸線をしばらく走り材木座の交差点で右折し鎌倉に入った。ここでは特に鎌倉散策をしようとするものではなく、単に鶴岡八幡宮の若宮大路沿いにある豊島屋の鳩サブレーを買い求めに立ち寄ったのである。これは鶴岡八幡宮にいる鳩をモチーフにした焼き菓子で明治時代から続く鎌倉の土産物としては定番ではあるが小生の大好物と言うこともあり鎌倉に立ち寄るごとに買い求めているもで、バイクなら若宮大路の渋滞に影響を及ぼすこともなく道路脇に短時間駐車して買うことが出来る。

 

 ひとつの目的を果たしたので早めに本日のメインである江ノ島に向かってみることにした。

この時点ではまだ10時半だったので まだ早いかと思ったが到着してみると既に行列というか人だかりが出来ていたので明らかに それと判る店が本日の目的地である しらす問屋としらす専門料理店の“とびっちょ”(営業時間11:00~21:00 火曜日定休)であった。

専用の駐車場はなく休日で混雑するためかバイクは近くの緑地帯に駐車することを警察より許可されていた。我々が到着した時にはまだバイクを止めている連中はいなかったので少々気が引けたが帰る頃には一杯になっていた。

店に到着すると客は署名をして店頭で待機しているようで47組目になっていたが、その時点では17組目が呼ばれていた。約1時間半後ようやく呼ばれ入店すると2階のテラスの2人掛けテーブルに分かれて案内された。早い人では朝の7時より並ぶ人がいるくらい なかなかの人気であるが隣の店はガラガラであった。やはり雑誌で取り上げられるのは相当な効果があるようだ。

 

 早速しらすをメインに刺身、雲丹、いくらなどを盛り付けた海鮮丼の“とびっちょ丼”と“しらすの掻き揚げ”を注文することにした。とびっちょ丼は見かけよりかなりご飯のボリュームがあり岩のりの磯汁が付いてくる。

vfsh0015.JPGまた、しらすの掻き揚げも直径20cm厚さ1cmのものが1人前に2枚あり、1人では到底食べきれない量なので皆に分けて食べてもらった。当日獲れた地場ものしか出さないと言う新鮮さが売り物で味はとても美味しかった。待機時間に店頭のお土産を見てまわったが釜揚げしらすは2日程しか日持ちしないので、5日程日持ちすると言う“かえりしらす”(しらすがひとまわり4cm程に成長したものを天日干ししたもの)を1パック¥350円と手頃な価格なので買って帰ることにした。ちなみに しらすは“片口いわし”の稚魚でその後に“かえりしらす→いりこ→煮干→めざし→いわし”と言うように呼称が変わるそうだ。

 

vfsh0014.JPG食後の予定は特に入れていなかったが直ぐそばにある新江ノ島水族館へ立ち寄ることになった。入館料が¥2,000円と少々割高と感じたが久々の水族館でイルカショーを見て、その賢さと従順さに心が一瞬癒されたひと時である。3時ごろを目どにしたのが丁度良くショーも終了し、帰り支度をぼんやりとしていたら駐車場のチェーンポールにフロントカウルを引っ掛けてしまい、その反動でたちゴケをしてしまった。幸い被害は最小で済んだが二輪である以上は気を抜くとこういうことになる。

 

 日が暮れて寒く寒くならないうちに帰路につこうと思い、来た道を戻ることにしたが春日氏がナビで先導してくれると言うのでお願いしたが進行方向がイメージと逆方向のまま修正されないのでどうやら藤沢から国道1号線をしていることに気付いた。どうしてもこちら側は夕方になると混雑してしまい、すり抜けをせざる得ないので隊列が離れてしまうことを懸念したが途中で元横浜在住だった西村氏が自ら先導をかってくれ横浜振動経由で大黒PAまで引っ張ってくれた。そのお陰で結果的には料金も安価で済み、夕暮れ前に大黒PAに到着することができ最後のトイレ休憩をとり、4時過ぎに流れ解散となった。

 今回はメンバーが一昔前からの旧友のみだったこともあり、言い知れぬ懐かしさもあり 小さなトラブルが発生してもお互い信頼し久々で何も言わなくても自然とフォローし合える仲間同士の安心感があった。ある意味 皆にも落ち着きが出てきたのだろうがお互い年を取った証拠なのだろうか?

 

後書

 現代はバイクのETCも普及し始めカーナビも取り付けられるようになり大変便利な時代になってきた。その恩恵は今までのことを考えると計り知れないものであるが、時としてその利便性とは裏腹に必ずしも自分の思惑通り(コースを選択してくれる)になるとは限らない。これは車に乗っていてもしばしば起きるが全てを長いものに巻かれてしまえば良いのであろうが自身のイメージに反する指示が出た場合はそのギャップに戸惑い、空走距離により思わぬ結果を招くこともあるので小生自身ナビは道を覚えようとする各自の向上心を妨げるのもで容易に容認することが出来ない。今後GPSを採用し渋滞を会費するだけでなく個人の意思を尊重した対話型のナビにETCを装備した複合型のナビの出現に期待したい。最終的にはやはりツーリングコースは計画性を持って各自が予め把握しておくことが肝要でメカへの過剰な期待と過信は禁物であろうと感じた。

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