YEC TOURING REPORT vol1

2016年12月25日

日時 : 2014年9月6日、7日

目的地: 会津柳津温泉ツーリング

参加者: 杉本、山中、齋藤、吉野、安部、春日

集合場所:  ショップ前 7:00

全走行距離: 790 KM

9月6日(土)晴れ

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1日目

夏に居座った日本海側の前線も去り、秋雨前線になる前の間隙を縫って今回はいつもの東北道から福島県内を横断する王道ではなく、関越道から新潟県魚沼市にある小出IC経由で国道252号線を柳津に向かうコースを選択した。

最近利用する機会がなかったが、今回は筆者の地元である外環草加ICから入って関越道に向かった。いつものように三芳SAで朝一番の挨拶代りの休憩をすると、次に赤城高原SAまで一気に進んだ。ここはいつ来ても晴れ渡り眼下の沼田市内を一望する景色は素晴らしく、高原という事もあり厳しい日差しの中でも空気は清々しくて爽やかである。ここではこの先の関越トンネルを含めて100KM近くGSが無いという事なのでまだ余裕はあったが、筆者のBMWは200KMで燃料警告灯が点灯するためGSで早目に給油をして万全で出発した。

関越トンネルを抜けて新潟県に入ると次の休憩地である塩沢石打PAを目指して進んだ。先着して待機していると途中でPAに入っていった杉本氏がどうやら先ほどのGSで荷台に付けた大きなバックの上に小さなバッグを置いたままで走り出してしまい、走行中に落としてしまったようだ。早速PAに備え付けの非常電話でNEXCOに連絡し、遺失物として捜索してもらった結果、連絡があり発見はできたが中身は車両に踏みつけられて、酷いことになっているようだ。幸い貴重品等は入っていなかったようだが、受け取るとなると面倒なようで、その後どう処理したか筆者は未だ知らない。

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六日町を過ぎて小出ICまでの数十KMは交通量も少なくなった関越道を省エネ走行でゆっくりと団子状態で走り、右側には八海山とその麓に広がる永遠と続く田園風景は既に黄金色に実ったコシヒカリの稲穂が収穫を待つだけになっており、実りの秋を感じられた。やがて小出ICで関越道を降りるとすぐにある道の駅“ゆのたに”に予定通り立ち寄り、昼食にすることになった。

44.JPGここの名前の由来はこの先の国道352号線を奥只見湖方面に向かっていくと6軒の温泉宿があり、その周辺一帯を湯之谷温泉郷と称していることからである。施設内には食堂や農産物の直売所も当然あるが、それほど近隣という訳ではないのに燕三条の金物食器や刃物の売店もあり、物も良いのであろうが、結構いい値段で販売していた。ご当所の地場産業に接していると新潟に来たことを実感する。食堂では地元のデイケアサービスの一環で来ていたご老人とヘルパーさんの団体と一緒になり、とても賑やかな昼食だった。 筆者は一応名物とされている“もち豚”のとんかつ定食を食べたが、味覚音痴なのか何ら違いが分からなかった。少しは何が特徴で美味しいのか配膳時に薀蓄を説明して欲しいと思った。その後は直売所で漬物の試食やジェラートアイスを食べて道の駅を堪能できた。

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ほぼ昼時の時間帯を道の駅で過ごして午後一番からは一般道での走行になる。道の駅に向かってきた進行方向をそのまま行けば国道252号線に出ると思っていたが、道なりでもいくつか分岐があったので先ほどまで正面に見ていた山を中心にして移動した位置と予め地図上で記憶していた進路の方角をイメージしていたのでそれを頼りに進んでいくと踏切に出た。それはこの周辺と言えばJR只見線の踏切であり、踏切の向こう側のT字路で突き当たる道路が国道252号線であることは容易に想像できた、このT字路を右折すれば柳津方面に向かうことになる。

ここからはこの単線の只見線とともに進むことになるのだが、合流してすぐに筆者らの先を走っていて最寄りの越後広瀬駅で停車し、高校生が一人下車してきたローカル電車を見かけたのを最後に他の電車に出会うことは無かった。休日の午後のダイヤとなると恐らく2,3時間に1本あるかないかであろう。何とものどかな田舎風景の中を走る国道252号線を筆者は会津坂下から小出に抜けたことは25年近く前に一度だけあったが、小出からの逆ルートは初めてで新鮮であった。

83.JPG新潟県と福島県の県境は尾瀬から始まってすべて山に囲まれて続いており、そこには人が手を加えることなど容易にできない神秘的な大自然が広がっている。国道252号線上での県境である六十里越トンネルを抜けると只見川を堰き止めて造られた田子倉ダムと田子倉湖が見えてきた。湖畔沿いに続いているワインディングロードはカーブの先にトンネルの入口があり、枠組みの補強により狭くなって迫ってくる、またトンネル内は照明が無いところもあるので初めて通過する者にはとてもスリリングで、先頭を走る筆者もなかなか味わったことのない道であった。田子倉ダムのレストハウス駐車場で14時半頃に待ち合わせをしていた山中オーナーのFacebook仲間である地元柳津在住の天野氏とほぼ時間通りに合流することができた。

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ブルーのカワサキカラーと聞いていたが偶然にももう一台同じカラーのカワサキが駐車していたので当初は迷ってしまったので、山中オーナーの到着を待った。

YEC TOURING REPORT vol2に続く

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