2014年(H26年)

YEC TOURING REPORT 奥飛騨温泉 Vol2

諏訪湖SAから30分程で松本ICに到着し、あの頃の塩尻峠は何だったのだとの思いが今更ながらに増すとともに現代の恵まれた時代に生きていることを感謝するばかりだ。

IC出口は渋滞していたが、ほとんどが松本市内方面で国道158号線の高山方面は時間帯も既に昼前でピークは過ぎていたので空いていた。3KM程進むと味処の看板が出てきたのでここで昼食を取ることした。店名は“懶亭”(ものくさてい)と読む手打ちそば、うどんの店である。他のメンバーがそばを注文する中、筆者は前日そばを食べていたのであえて天丼を注文した。海老天2本に野菜の天ぷらも数本入ったボリューム満点の天丼は美味しかった。そばに関してはうるさい筆者も今回は食べなかったので信州のそばに対する評価できないが、他のメンバーは揃って美味しいと評価していた。入店前から降り始めた雨は食事中に本格的になり、出発前に店の軒先を借りて雨具をフル装備して出発した。

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この天気では観光するどころではなく、国道158号線を進んで宿に直行するしかない。唯一楽しみなのは数KM先にある道の駅“風穴の里”に立ち寄り、土産物や今晩の酒の肴用に特産品等の買い物をする程度である。鉄道を利用して上高地を訪れる場合ほとんどが松本電鉄の終点の新島々(しんしましま)にはバスターミナルがあり、そこからバスで向かうのだが、そこを過ぎて山道に入ったこところで道の駅“風穴の里”に到着した。雨は相変わらず降り続いているので雨具を脱ぐ気にもなれず、びしょ濡れで店内に入るのも気が引けるので筆者はどうしても雨の日は消極的になってしまう。身体も雨水が浸透して冷えてきたのでトイレだけ済ませて飲食は避けることにした。

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木曽路への分岐となる奈川渡ダムを過ぎると今度はマイカーで上高地に訪れる観光客がマイカー規制(昔はGWとお盆のみ、現在は通年)により車やバイクをそこの駐車場に停めて乗合バスへ乗り換える沢渡(さわんど)バスターミナルを過ぎると中の湯温泉がある。そこの交差点から先が一般車両は進入禁止になり、上高地の玄関口となる。筆者が最後にそうやって上高地に車で行ったのはかれこれ20年以上前になる。その当時も今もバスで行かねばならないスタイルは変わらない。

分岐の交差点を左折するとすぐに旧道の国道158号線で安房峠に向かう道が右手に現れたが、この雨では降雨量次第でまもなく閉鎖になるかもしれない。そのまま直進すると安房峠道路に続いており、長野県側の中の湯ICに入る。今回筆者は初めてこの有料道路を利用したが、全長5.6KMのうち約8割の4.3KMが安房トンネルと平ノ湯トンネルで構成されており所要時間は5分程で岐阜県側平湯ICまで到着する。このような雨の日にはその威力を発揮するが、基本的には今も走行できる旧道の安房峠が筆者は好きなのでこれまで開通後も敢えて利用しなかったのである。30年前に初めて訪れた時に狭い峠の茶屋(跡地の建屋は面影を残し、目の前には直下の安房トンネルから地上への排煙管がそびえ立っている)から松本方面を見下ろす風景は今も記憶の中に残っている。

その後は訪れる度に晴天には恵まれることはなく、いつも霧や雨に包まれた県境の安房峠は真夏でさえどこか人を寄せ付けない秘境のような尊厳さを感じる。筆者の中ではいつからか“雨の安房峠“のイメージが定着しており、前回一昨年に訪れた時も小雨の中を走ってきたので今回もそういう意味では初めから晴れる気がまったくしなかった。

シーズンには観光バスが九十九折を何度も切り返さなければ進んで行けない難所で渋滞が絶えず、峠越えに5時間も掛かることがあったらしい。安房峠は冬期には閉鎖になり、陸の孤島と化すこの地方の熱い期待に応えて安房峠道路が開通したのは1988年2月に開催された長野冬季オリンピックを目前にした1997年の12月である。それにより冬期でも長野(松本市)から岐阜(高山市)の往来が可能になり、飛躍的な観光収益を双方にもたらすことになったが、急ピッチで行われた工事には多数の犠牲をともなったようだ。

現状は中部縦貫自動車道路の一部として管理されETCでの通過や休日割引の恩恵を受けることも可能になった。因みに我々バイクは軽自動車に分類され平日は¥600.-であり、料金表示盤の位置が分かり辛かったので後に調べた結果、この日は15日(金)平日で¥600.-であったが、翌朝通過した際は16日(土)の休日30%割引で¥420.-であった。

平湯ICを下りてすぐの交差点を右に行けば旧道で安房峠、左に行けば高山市に向かう、国道158号線が横切り、筆者らは直進して国道471号線を進んだ。ここから先が一般的には奥飛騨温泉郷と呼ばれるエリアであり、手前から平湯温泉、福地温泉、新平湯温泉、栃尾温泉などがあり、さらにその奥にあるのが新穂高温泉で、宝山荘別館が本日の宿である。北アルプスの懐に多くの温泉があるのは以前から知っていたが、これだけ多くの宿や温泉民宿が存在するとは思ってもみなかった。有名な演歌の奥飛騨慕情の舞台である。これまでなかなか訪れる機会がなくて今回筆者の要望で初めて訪れることができた。

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現代の優秀なカーナビのおかげで今日も降雨でも迷うことなく15時頃には宿に到着した。こんなずぶ濡れ状態でチェックインするのは申し訳ないが、流石は雪深い地方の宿である。玄関には雨具を乾燥させるためのラックと簡易的な乾燥機を設置してあったのでハンガーを拝借して吊るすことができた。宿より古タオルを拝借して表面上は水分を拭き取ったが、それでもバッグやヘルメットは少し濡れたまま部屋に持って行くしかない。

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ご主人に館内の説明を受けて部屋に腰を下ろす間もなく、早速風呂に向かった。館内にある檜造りの露天風呂は30分単位での貸切になるそうなので筆者名を記帳してメンバーで入った。少し温めのお湯も冷えた身体には気持ち良かったが、屋根つきの半露天風呂には洗い場がないので一旦切り上げて内湯に移動してゆっくりと旅の疲れを癒した。屋外の露天風呂はまだ雨脚が強いので明日の朝に期待して遠慮した。晴天であれば幾つか立ち寄る場所の候補があったが、この雨降りの中ではどこに寄るでもなく早めに宿に到着したのでかなりゆっくりできた。

18時頃にようやく夕食になり、いろいろと趣向が凝らされていたが、メインはA5ランクの飛騨牛ステーキでこれはとろけた。他にも川ふぐという魚の刺身がとても美味しかった。地酒なら日本酒ではと思っていたが、銘柄に宿の名前が入った焼酎があるので頼んでみたが、地酒ではなく鹿児島で製造された焼酎でラベルだけこの宿の銘柄になっていたようだ。麦と芋の2種類あるが麦はかなり薄めで飲んだ気がしなく、筆者は普段から飲み慣れている芋の方が飲み易かった。

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部屋に戻ってからは途中の道の駅で購入して提供してくれたおつまみを頂きながら残りの焼酎を少し飲んでいるうちに筆者は例のごとく、いつしか就寝した。

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走行距離 306KM

Vol3に続く

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