2011年(H23年)

YEC TouringReport能登半島と信州・安曇野VOL5

YEC TouringReport能登半島と信州・安曇野VOL4の続き

 

 

 気温もかなり高いのでここで昼食を取ることにして店内へ向うと食事処はなく、屋外のテーブルで食べる温かいそばや団子、鮎の塩焼きなどの軽い物しかなかった。いずれにしてもどこかで早めに食事をしなければならないので、このまま当てが無く先へ進むよりは頭を切り替えて一旦白川郷まで戻り、白川郷ICより東海北陸自動車道を利用して高山市まで一気にショートカットした方がゆっくり食事もでき、体力の消耗や時間のロスも最小限に抑えられ、その後の展開も読めてくるのでここでも短時間内にその決断を強いられた。先ほど通過した時に飛騨牛を看板にしていた焼肉店が目に留まっていたのでそこまで戻り、筆者が交渉の結果、カウンター席で6名全員待ち時間なしで可能ということで即決し、昼食にする事になった。飛騨牛のイメージは過去に高山市で食べた朴葉(味噌)焼きのイメージしかなかったのでそれをオーダーしたが、意外にも朴葉焼きをオーダーしたのは筆者のみだった。朴葉味噌との飛騨牛がベストマッチでご飯が進む。本来高山まで行って食べる予定だったが、白川郷でも十分美味しく頂くことができた。

 白川郷IC入り口手前にある店だったので、出発してすぐに東海北陸自動車道に入った。平成14年に郡上八幡、高山、下呂温泉へのツーリング時には未だ建設中で白川郷までは開通していなかったと思うので今回初めて利用する。地図の上では分かってはいたが、断続的なトンネル走行で景色はわからない。飛騨清見ICからは連携してETC利用が可能な中部縦貫自動車道路の一部分で高山清見道路が接続しており、平成19年9月に現在の高山ICまで延伸して予想以上に早く高山市に到着した。大半がトンネルで山を貫く道路なので最終的にはいつ全線開通するか分からないが、中部縦貫自動車道路は松本市から福井市までの160KMの営業になるそうだ。常に高速道路に依存していると分からないが今回は状況により上手く高速道路を利用する典型的なパターンであり、今より少し前までこれらの有料道路は無かったのだから、その時代に走ったことのある筆者には時間を金で買うという意義が良く分かるし、大変便利で有り難い時代になったものだ!

 

 高山ICを出ると造成中の新しい道には流石に惑わされてしまったが、国道41号線から県道89号線に右折して迂回する形になったが、国道158号線にアジャストして平湯方面に向った。あとは松本市まで一本道なので心配はないが、進行方向の山の雲行きが怪しくなってきた。雨の安房峠のイメージしかなかったので不安がよぎった。途中のコンビニで休憩を取っていると反対方向から来たライダーに確認したところ、天気も渋滞も問題なかったとの事だったのでひと安心した。

 

 コンビニからスタートして峠道煮入る前にまずは最寄りのGSで給油をした。全員が給油完了するのを待っている間に杉本氏が少し先まで進んで路肩に駐車したと思ったら、どうも路肩の傾斜にバイクを支えられなくなったようで本日二度目の立ちゴケ?で左のカウルをガードレールで擦ったようだ!怪我がなかったようなので良かったと思っていたら、本人は擦って一日で二回も傷つけた事がだいぶショックだったようだ。

 

高山側からの交通量はかなり少なく感じたが、国道471号線とも合流するので平湯温泉近辺は賑わっていた。通常はここでほとんどの車輌は平成14年に開通した中部縦貫自動車道路の一部である安房峠道路に右折する。昨年よりETCも使用可能になり、先日6月19日までは無料化社会実験が実施されていた。料金は¥600.-で岐阜県高山市側の平湯ICから長野県松本市側の中の湯ICまでの5.6KMを安房峠の真下を二つのトンネルにより5分程度で結んでいる。筆者は開通した後に利用した事がなかったのもあるが、昔は訪れる度に雨に降られて冷えた体をコーヒーで温めてくれた安房峠の茶屋がどうなったのかを知りたくて、また茶屋の一角から望む穂高岳や乗鞍岳をこの目で確かめてみたいと言う個人的な想いに駆られて思わず直進して旧道へと向った。それでも結構対向車とはすれ違う。やはり交通量が減って路面は少々荒れていたので他のメンバーには申し訳ないとの思いもあった。県境にあった茶屋は今回初めて岐阜県側から入った事もあり、気づかないまま通り過ぎてしまったようだ。タンデムでも果敢に追従してくるT-MAXに煽られてすっかり景色のことなど頭から消えて峠道の走りに徹してしまったが、後日帰ってから地図を良く見ると九十九折れの急コーナーが多い道で峠の茶屋も大変混雑して賑わっていた。また情報を検索すると閉鎖はされているが木造の小屋の建物は現存しているらしい。何で気づかなかったか今でも不思議である。当時バスがその峠道に難儀して観光シーズンは通過するのに4,5時間かかっていた安房峠旧道を走ることなど筆者を含めて今後は無いものと思われるので、話の種に貴重な経験をしたと思って頂ければ幸いだ。

 

 国道158号線本線に戻るとすぐに上高地へと続く釜トンネル手前のゲート前になる。ここからは一般車輌は通年通行禁止になるので松本寄りの沢渡(さわんど)でマイカーを駐車してシャトルバスに乗り換えなければならない。25年位前でも既にマイカー規制はあったが、お盆やゴールデンウィークの連休時のみだったので筆者は日程を9月にずらしてバイクで河童橋手前のバスターミナルまで2回ほど行ったことがある。その5、6年後に車で訪れた時は沢渡の駐車場に止めさせられ、シャトルバスに乗り換えて行った。晴天の日は梓川沿いの遊歩道を大正池まで歩いて行くと、立ち枯れた木々が並ぶ大正池の水面に焼岳、穂高岳を映し出す光景や河童橋の上から穂高岳を望む光景はTV番組でしか見たことしかないが、ヨーロッパの風景のようで異国情緒がある。11月から4月半ばまでは冬季通行止めになるので僅か半年間しか楽しむことができない上高地は永遠に人気のある場所だ。

 

北アルプスの槍ヶ岳から発した梓川は上高地では大正池を形成し、下流の奈川渡ダムへと続いている。そのダムの上を国道158号線が通っており、信濃川水系と称される松本市内では犀川、やがて千曲川、信濃川となり、新潟で日本海へ注いている。その豊かな水系の恩恵を受けて安曇野は潤っている。

 

 沢渡からはシャトルバスで戻ってきたマイカーが増えて渋滞になる可能性も十分予想できたが、時間帯が既に16時を回っていたので杞憂に終わった。宿まで約一時間足らずの場所まで来ていたので毎回立ち寄っている道の駅“風穴の里”で本日最後の休憩を取った。いつもここは売店の品数や食べ物のメニューも豊富で人気が高く、観光バスも多く立ち寄るので常に活気がある場所だ。

 

 電車で上高地、乗鞍へ訪れる人達がバスへと乗り換えるバスターミナルがある松本電鉄上高地線の終点である新島々(しんしましま)駅を過ぎると国道158号線を左折して安曇野市方面にショートカットした。予定の場所を誤って通り過ぎたが、県道278号線から県道25号線に合流した時点で春日氏のカーナビ君に先導してもらうよう合図して任せると、迷う事なく安曇野市郊外に位置する穂高温泉郷の檜湯の宿“松柏”(しょうはく)に18時過ぎに無事到着した。宿には当初より二日目から合流予定で前日から白馬岳の山小屋で一泊して、今朝下山してきた山岳愛好家の針谷氏が既に到着しており出迎えてくれた。

 

 何とか帳尻が合った感じになり、ラスト30分はカーナビ君の貢献度が高かったことは認めるが、筆者の途中でのペース配分が甘いと未だ陽のあるこの時間には到着しなかったと人知れず自画自賛することにした。早速チェックインして風呂で汗を流すことにした。

 

この旅館は館内、風呂場と総檜造りになっているらしく周囲を松林で覆われ閑静な宿である、檜の香りには鎮静効果があり、リラックスして寛ぎを提供しているそうだ。檜風呂のアルカリ単純泉のお湯は確かにつるつるで気持ち良い。露天風呂が無いのが残念だったが、この松林の中のロケーションでは夏場は湯船が松の葉や虫だらけになりそうだ。

 

 夕食は到着が遅かったので19時より我々だけで大広間でゆっくり食べることができた。地のものではニジマスとブラウントラウトを高配させた信州サーモンのお刺身、わさびの花、葉、茎のお浸し、信州牛の焙炉焼はとても美味しかった。秋には松茸などのきのこ料理が並ぶそうだ。焼酎も幾らか飲んでほろ酔い気分なり、日中の走りの疲れも吹き飛んだ。

 

 

走行距離 348KM

 

 

YEC TouringReport能登半島と信州・安曇野VOL6に続く

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